山県の「よさ」を見つけましょう会 8月例会 (株)オンダ製作所の訪問(平成30年8月23日)
山県市美山町に発足した水栓工業が、今や広く全国展開しその分野では押しも押されぬ製品と認められており、その代表格がオンダ製作所である。そこで、今回は地元において、その歴史を率先して作りつつ発展させた企業を見て、聞いてみることとなった。
今や、関市に新本社、工場の一部を移転し規模が拡大されている。まずは4階の大会議室において、恩田専務さんから企業方針などを交え挨拶があって、続いて担当職員さんからスライドにより会社の起業から歴史、製品の開発、東北地震時の仮設住宅に使用されている製品を含め現在の活動等、企業努力などについて説明、小休憩時にはパネル、実演などを混ぜての話を聞かせてもらった。
その後、敷地内の隣接一工場内を他職員さんの応援を受けヘルメットを着用し、大型機械が稼働している騒音下、モニターガイドを使用し案内してもらった。
・恩田専務の挨拶
・オンダ製作所と歴史
・製品開発、特徴などの説明
・製品残さなどのリサイクルと利用
・パネル展示とヘルメット、モニターガイド
山県の「よさ」を見つけましょう会 6月例会 寺子屋「習慣堂」の浄光寺を訪れる(平成30年6月16日)
山県市高富1877 柏林山浄光寺
参集している会員たち
師匠千葉弘道が文化12年(1815)に寺子屋「習慣堂」を開設し、以降明治6年(1873)まで継続する。
◎浄光寺本堂にての例会
渡辺事務局長の日程案内など
1 浄光寺 浄土真宗 長島正義住職(25代目)より
”寺の来歴、千葉弘道についての概要” の説明
2 山県のよさを見つけましょう会 西村会長
◎研究成果から ”師匠千葉弘道が開いた寺子屋「習慣堂」の近隣歴史など”の講演
697名の門人が記名されており、僧、村役人、高富藩役人、奉公人、油屋、紙屋、鍛冶、米屋、大工、医師など広く42職種の子弟が入門(習慣堂社中記名簿による)。
6項からなる、浄光寺寺子式目の定めあり。
◎現場での説明、記念碑、墓碑など
千葉弘道先生の記念碑と鐘楼
習慣堂の記念碑
山県の「よさ」を見つけましょう会 5月例会 四国山香りの森公園(平成30年5月19日)
前回に引き続く四国山香りの森公園にての開催
・香り会館の研修室において講演
1、「四国山香りの森公園八十八か所霊場遺跡」:
山県市大桑 宇野 恭夫 氏
享保20年(1753)に一行6人が四国八十八か所遍路旅物語と自身の遍路旅に
ついて。
2、「豊かな自然に囲まれた山県市に生息する春の女神ギフチョウ」
里山を中心にた豊かな事前を誇る山県市。その環境の保護と維持を図る指標とし てギフチョウをより理解するため調査が行われた。その結果を知り、活用し健全な住みよい町とする。
◎カンアオイの葉と花芽、
◎花
◎いろんなカンアオイ
◎ギフチョウの幼虫
◎現地で、カンアオイの葉と花
◎香りの森公園、八十八か所霊場遺跡の一部
山県の「よさ」を見つけましょう会 4月例会 四国山香りの森公園(平成30年4月21日)
四国山香りの森公園と香りの里会館
1、香りの森公園八十八か所霊場遺跡について
講師:山県市大桑 宇野恭夫氏
自身の四国八十八か所霊場巡礼体験、お遍路の事前の調査。むかし、地元の宇野要助さんは享保20年(1753年)に両親の願いを叶えようと四国八十八か所の遍路旅に出、親の喜びから「近くに皆がお参りの出来る霊場を移したい」と各札所のお砂を貰って帰ることにした。 要助さんは自家の菩提寺、南泉寺潅渓和尚の助言を得て、この寺の山に八十八か所の巡拝の石仏群が完成させた。以後、この四国山一帯は地域の人たちによって守られてきた貴重な遺跡となっている等の説明があった。
講演中の宇野恭夫氏
平成25~27年度に実施されたギフチョウ生息地域調査事業の成果に基づく報告を中心に説明された。
ギフチョウは市内の一部にも生息が確認されており、岐阜県の準絶滅危惧種に指定されているきわめて貴重な存在であるが、自然環境の変化や一部マニアによる乱獲等で減少している。
貴重なギフチョウの生息調査をすることにより、食草のカンアオイが豊かな里山を中心にした自然環境で生育し、ギフチョウを生息させていることに鑑み、山県市の自然環境保全の指標材料とする必要がある。好事例として四国山公園一帯がある。
長屋、服部氏の説明
3、現地の探訪
八十八か所霊場の一部の散策と公園のカンアオイと散策道を探索し、貴重な葉裏への産卵状況とギフチョウの飛翔を見た。
・霊場の一部分
・飛翔しています。
山県の「よさ」を見つけましょう会 第十一回記念講演会・総会(3月)
3月17日(土)山県市美山中央公民館
西村覺良会長の挨拶と講師紹介
講演会内容
2 同上 専門委員 川村謙二氏
3 同上 専門委員 國井啓仁氏
演題は「 山県市の祭と作り物風流 ~梅原加茂神社と東深瀬白山神社を中心に~ 」
三氏よりそれぞれの来歴とその背景、長年の伝統として祭礼が行われている価値ある報告があった。長年の伝統行事が多くすたれていく中で、このような行事が伝えられていることは、山県市の大きな誇りともなっている。
これらの神社、その他神社においてもまだ地域ではいまだ厳かに、しめやかに多くの地域住民の方々の惜しみない努力によって行われている大切な伝統を教えられた。
その後で総会が開催され、土曜日の多忙な日程にも関わらず来賓に林宏優市長を迎え、郷土のよさを認めた活動の「よさの会」の発展を期待するとの祝辞も述べられた。
上程全議題の了承と連絡事項など、全案件が終了解散した。