山県の「よさ」を見つけましょう会 4月例会 四国山香りの森公園(平成30年4月21日)
四国山香りの森公園と香りの里会館
1、香りの森公園八十八か所霊場遺跡について
講師:山県市大桑 宇野恭夫氏
自身の四国八十八か所霊場巡礼体験、お遍路の事前の調査。むかし、地元の宇野要助さんは享保20年(1753年)に両親の願いを叶えようと四国八十八か所の遍路旅に出、親の喜びから「近くに皆がお参りの出来る霊場を移したい」と各札所のお砂を貰って帰ることにした。 要助さんは自家の菩提寺、南泉寺潅渓和尚の助言を得て、この寺の山に八十八か所の巡拝の石仏群が完成させた。以後、この四国山一帯は地域の人たちによって守られてきた貴重な遺跡となっている等の説明があった。
講演中の宇野恭夫氏
平成25~27年度に実施されたギフチョウ生息地域調査事業の成果に基づく報告を中心に説明された。
ギフチョウは市内の一部にも生息が確認されており、岐阜県の準絶滅危惧種に指定されているきわめて貴重な存在であるが、自然環境の変化や一部マニアによる乱獲等で減少している。
貴重なギフチョウの生息調査をすることにより、食草のカンアオイが豊かな里山を中心にした自然環境で生育し、ギフチョウを生息させていることに鑑み、山県市の自然環境保全の指標材料とする必要がある。好事例として四国山公園一帯がある。
長屋、服部氏の説明
3、現地の探訪
八十八か所霊場の一部の散策と公園のカンアオイと散策道を探索し、貴重な葉裏への産卵状況とギフチョウの飛翔を見た。
・霊場の一部分
・飛翔しています。